久しぶりの海外出張
2022.10.15
・所用があり、久しぶりにハワイに行ってきた。コロナ禍があったため、約2年ぶりの海外出張だ。
・出発した羽田空港は、旅行客も少なく空いていた。しかし現地では、マスク姿も少なく、あまりコロナ禍の影響は感じられなかった。以下今回の旅で感じたことをまとめておく。
・第一は、テスラ車の普及だ。われわれはレンタカーを借りて走り回ったが、方々でテスラ車を見かけた。その車種は、SUVから標準セダンまでいろいろだった。日本での感覚でいうと、道路でスバル車を見るのと同じぐらいの頻度でテスラにお目にかかった。つまりテスラ車はすでに日常商品として認知されているようだ。
・第二は、スマフォ時代の到来だ。以下スマフォに詳しい若い人は笑っていただいて結構。
*まず羽田で飛行機のチェックインにもスマフォが活躍した。そこにワクチン接種証明を保存したり、アプリを利用すれば、ほぼ自動的にチェックインができる。また帰国時にもスマフォにアプリを入れておき、必要事項をそれで送信すれば簡単に帰国手続きが済む。
*筆者はIphoneを使っているが、いろいろ発見がある(笑い)。まず今年の夏に山道を歩いているときに、スマフォの懐中電灯が役立った。また今回の海外出張でも、上で述べたように、紙の書類を、Iphoneカメラをうまく設定することにより、斜めからとってもきちんとした書類として保存できる。必要ならPDF化も可能だ。たとえばバス停で時刻表を写す時など、これは便利な機能だろう。
*先に述べたように、筆者らは、レンタカーを用いたが、カーナビはすでに存在しなかった。その理由は、Iphoneでグーグルマップを使えば、既存のカーナビよりもっと便利に目的地に行くことができるからだ。スマフォにあらかじめ目的地を登録しておけば、日本語で、しかもキロ単位で方向を教えてくれる。レストランなどの場合は、到着時間をIphoneが推定し、「お店は閉まっているかもしれません」などとおせっかいを焼く。日本の場合、カーナビがいまだに使われているが、これは早晩なくなるだろう。カーナビの場合、地図の更新にも販売店に行き、お金をとられることさえあるのだから。ただしレンタカーにスマフォを固定するための器具は日本から持っていく必要がある。これを使えば、クーラーの吹き出し口などにスマフォを固定できる。
*それからLINEの威力にも驚いた。これはスマフォに入れてあるが、日本にいる人と、リアルタイムに音声や画像を共有できる。これにはずいぶん助けられた。
・現地で感じた第三の印象は、人手不足の深刻さだ。レストランや小売店に行くと、どこでも「Help Wanted」などという張り紙がしてある。たしかにアメリカの労働市場はこうしたところでひっ迫していることが実感できた。
・久しぶりに帰った日本は寒かった。日本は、おいしい食材や便利な公共交通機関など良いところはたくさんある。しかしちょっと今の時代に置いて行かれているような感じがした。知り合いが言っていたが、アメリカの親戚が日本に来たとき、「すべてが止まっているね」と言われたという。ウクライナ戦や台湾海峡の緊迫などの時代に、何もしないでも平和に暮らせればよいのだが。