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ハワイ散見

ハワイ散見

 2024.10.12

・所用でハワイに行ってきた。もちろんきれいな海と青い空も十分に楽しんだ。現地で2つほど気づいたことをまとめておく。

 

・第一はテスラのサイバートラックだ。筆者は、これが実際に走っているのをはじめてみた。ステンレス製のサイボーグのようなボディで、不思議な感じだった。

 

・日本でもこの2月にお披露目をやったらしい。しかしウィンカーやタイヤのボディからのはみだしなど、日本の道交法に合わせるには改造が必要なようだ。当面テスラがこれを日本で販売する予定はないという。0から96キロ/時までの加速は4.1秒、最高速は180キロ/時だからまさに走るマンモスといってよい。いつも思うのだが、日本のクルマ屋はなぜこのような面白いクルマを開発しないのだろうか。これは何もテスラに限らない。ヒュンダイのIONIQ 5だって走っていると、皆の目が集中する。

 

・サイバートラックは日本ではまだ市販されていないので、あまり危機感はないかもしれないが、掃除機のダイソンの例がある。当初はだれも振り向かなかったが、その使いやすさがわかるにつれてファンが増え、今はどこの量販店にも売っている。日本メーカーの掃除機はこれの後追いの感じがする。クルマでもこの動きが二の舞にならなければよいが。

 

・ハワイで気づいた第二の点は、検索エンジンに関するものだ。ハワイで風邪気味になったので、医者から薬をもらった。その中に咳止めがあり、きわめて有効だった。

 

・日本に帰ってからこれを買おうと思い、アマゾンやその他で検索をかけて引いたところ、一か所でマッチしたが、その価格は配送費を含め5000円を超えたので、買うのをやめた。

 

・子供が家に来たので、その話をしたら、「簡単だよ」と言って、スマフォのカメラでに薬の箱を取り、それをスマフォの検索に掛けたら、あっという間に複数のサイトがヒットした。その中の一つを選んで、結局2000円以下で買えることになった。

 

・つまり文字検索の進展が、画像検索の進展にはるかに劣っているということだ。さてグーグルの将来はどうなるだろうか。

 

(参考)

・Becky Peterson,”Musk shows off driveless Robotaxi to be priced under $30,000”、WSJ,Oct.11,2024